2011年6月17日金曜日

機械式腕時計

私は子供のころから機械式腕時計を愛用しているが…
というか、子供のころはクォーツ時計などなかったのだが…
機械式腕時計って、不思議な進化をしていると思う。

クォーツ時計の登場で、一時、機械式時計は廃れかけた。
正確に時を表示する、という本来の機能を比べると、
機械式はクォーツにかなわない。
「自動巻き」にしても、ゼンマイを巻かなければ動かないので、
電池やソーラーで動くクォーツに比べ、扱いに手間がかかる。
そんな機械式時計、淘汰されても不思議ではないのだが、
生き残り、更に、進化を続けている。

進化とは、例えば、正確性を高めたり、
ゼンマイを100%巻きあげた時により長い時間動かせたり、
複雑な機能を付け加えたり、パーツの摩耗を減らしたり…
このように、様々な機能・性能が高められているのだ。

正確性を高めても、恐らく、クォーツにはかなわないだろう。
それでも改善の努力が続けられている。
テレビに例えるならば…液晶テレビが主流になったのに、
ブラウン管テレビの性能を向上させようと熱心に努力するようなものだ。
そう考えると、一見、「無駄?」とも思える機械式時計の進化って、
他の工業製品とは異なるものに思える。

毎年春先に、スイスで世界的な時計の祭典が開催され、
そこで、新作時計が発表される。
この時期、その情報が時計雑誌に掲載されるのだが、
私はそれをとても楽しみにしている。
…その雑誌、妻には「面白くない」と大不評であるが。

今日もグラグラ感が強く、特に立ち上がる時など、
大変に不安定である。
屋外はもちろん、室内でも転倒しないように気をつけなくては。

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